Chillmeout Diary

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ダンスの衰退とダンスミュージックの衰退 in Tokyo

Twitterを見ていたら、小室哲哉の

dance musicのマーケットは20年前から激減した。pops自体が乗れるものになっているが、世界的な大都市TOKYO中心に大箱のクラブがない。NYのstudio54,ロンドンのMOS,懐古的だがベルファーレ、ジュリアナ、マハラジャ、今はクラブはポケットの中かなあ。

http://twitter.com/Tetsuya_Komuro/status/14408596253

というつぶやき。

これはほんとにそうだと思う。

問題は音楽の衰退ではなくて、日本の都会から踊るという遊びが衰退したことだというのははっきりしている。

ちょうど一年くらい前、10年ぶりくらいに、六本木のナバーナに踊りに行ったとき

一般的な感覚で踊れるディスコやクラブそのものが東京のナイトスポットでも消滅していたので、やっと気軽に大人の遊ぶところができてうれしい

http://cedric.yournext.info/2009/06/ディスコへgo週末の六本木ナイト/

と自分でも書いていたのだけど…

ツイッターってマーケットリサーチすごい。10分で、15人の意見。参考になります。ヒットの源は人のネットワークが大事だからね〜。

と、小室が続いて呟いているように、リプライがいろいろあったみたいで、ちょちょっとみてみると、確かにどれももっともな意見。

小さなクラブやクラブイベントは今でも盛んで、そんなことはない、という反論もちらほら。この反論、個人的に話していても、二十代のクラブ好きの若者からときどき聞くので、予想される意見。

確かに直近でもこんなゴージャスな単発イベントもあったりする: SOLAR FREQUENCY – Episode ONE- ソーラーフリーケンシー エピソードワン

http://www.solarfrequency.com/

だけど、ちょっと認識の前提が違うんじゃないかなと思う。

小室と私はほぼ同世代だから、その実感を共有してると思うけど、ウォーターフロントの巨大な箱で祭りが繰り広げられていた時代、六本木のスクエアビルの全フロアがクラブ・ディスコで占めれ、そのどれもがものすごい人混みだった時代、遡って、新宿のあちこちもディスコというものがあり、東亜会館なんてやはりそれ専用のビルがあって、しかも平日の、それも朝まで盛況だった時代から振り返ると、東京はほんとに踊るところがなくなったし、人々が踊らなくなったと思う。

いま、そんな場所は、カラオケボックスか居酒屋で占められていて、やはり若者でいっぱいだったりする。

確かに渋谷に行けば、クラブはいろいろあるし、クラブ好きの若者も知っているが、行く人って、20年、30年前に比べれば、若者の一部でしかないし。クラブに行かない若者に聞いてみてもそうな風に言う。

一度も踊りに行ったことのないという人が私の知る範囲で20代後半、30代初めくらいでももう圧倒的多数。そして、それは、だいたい自分の若い頃と同じプロフィールの人たち。今の大学生とその親の代で比べたら、明らかに親の代のほうが、踊りに行った経験者というのは多いはず。

学生のコンパや会社の飲み会の二次会がディスコという時代があったけど、それはもう遠い昔の話。今、カラオケボックスには行っても、踊りに行こうなんていう雰囲気はないし、だいいち行こうと思ってもその場所がない。

ある部分だけみるとクラブカルチャーってまだ盛んなようだし、中にいる人にはそうかもしれないけど、一般的な娯楽としての地位を完全に失っている。

しかもそれが10年以上、おおげさに言うとやはり20年くらい続いていると、一般的に踊りに行かない年齢層というのがぽっかりできているわけで、この空白というのはなかなか回復できないんじゃないかなと思う。

今ちょっとその巻き返しの兆しが見えるのがいいことではあるけど。

大箱としては、日比谷のラジオシティ後に、クラブ・ディスコと銘打った Dianaができた。
まあ昔の大箱に近いイメージがあって、開店当初と週末は確かに盛況なんだけど、最近、平日に覗いたらかなり厳しい状況だった。

六本木の中くらいのとこもそう。

それが今の東京のダンスシーンの実力かなと思う。

この失われた20年を回復すべく、若い人が普通にどんどん踊るような傾向が復活しないかなあ、と切望してるんだけど。

40代後半、50代前半のダンス好きの世代の子供の世代にそれがじょうずに受けつがれていくように、業界関係者はがんばってほしいなあ。

ゆるーく、おじさんもおばさんも、若者も、気分がいいときに、ほいっ!て踊りに行ける場所、そういう文化が東京にまた定着していってほしいと思う。


六本木にオフィスが欲しくなる

六本木ヒルズに会社の事務所を開設・移転、というようなそんな景気のいい話ではありません。



一応組織の一員として仕事しているわけですから勝手に自分のオフィスだけ移転するわけにもいかないし、そんな予算もありません。

ただ、遊び場としての六本木を見直していろいろ検索中にレンタルオフィスのHPを見つけて眺めているうちに、いきなり、気分がむくむくしてきました。レンタルオフィスって、パーティションで仕切ったやつだけのなら、今、そんなに高くないんですね。一ヶ月4万円台っていう、ポケットマネーで払えそうな払えそうでないビミョーなところが憎いです。隠れ家マンションってのは遠い高値の花で、鼻っからあきらめているけど。

メインのオフィスがひけたあとや週末とかに、六本木の個人オフィスで自分だけのデスクワークとか、ぼっとしたりとか、ディスコやバーの前後に荷物置いてちょっと一息とか…うーん、ちょっとそそります。まあ、マンションとちがって、あんまり悪いことはできなそうだけど ^^; でもとりあえずコーヒー飲んだり、「打ち合わせ相手」とワイン一杯くらいこっそりやれるかもと思うわけです。

自宅や本業のオフィス以外の自分のプレイベートの仕事場を持つ、というのは多くの働く男の夢なわけですが、だいたいは家賃の高さがネック。レンタルオフィスという形で、ちょっと手頃に実現できるかもという発想は、今まで持ったことがなかったので、新鮮な気持で、ちょっとワクワクします。

ただ、問題はペイするかどうかですよね。やっぱり。

別に事業を起すわけではないので、引き換えに得らえるのは自分のプライベートな余裕とか、新たな発想力くらいのものなのですけど。六本木にプライベートオフィスを持って、斬新な新企画がドンドン、っていうことになればいいのですけどね。それとも、がらっと気分を変えて、推理小説でも書き始めようかしら。いや、ほんとに。

やっかいなメーリングリスト


メーリングリストってほんとうに便利なのだろうか。

私がかかわっているある組織の運営委員会でメーリングリストを連絡やディスカッションのために積極的に活用しだした。

一部の人は、連絡のきめ細かさや、意思決定のオープンさが増したということで、喜んでいるが、どうもマイナス面が多いようにしか思えない。

組織の運営や方針にとっては本質的でない細かいことにまで、意見をする人間が出だし、責任者が「…でよろしいでしょうか?」と提案を投げ返すと、それだけで全員を巻き込む問題となる。

パネルディスカッションの並び順のようなことは、10人もの人間がそれぞれメールを書き、そのたびごとにメールを受けとり、それに対してまた、ああでもないこうでもないと議論するなどという労力に値するものとは思えない。

以前はその場で決めていたりしたものだ。まあ、そこまでゆるくいかなくても、メールの一斉送信での事前連絡で済むこともある。提案に問題があると思った人間は、担当責任者宛てに直接意見し、責任者は、それを受けて必要なら修正する、ということで済んでいた案件もあった。メーリングリスト方式になってからそれでは済まなくなった。

どうでもいいことには意見を言わない自由もあると思うが、メーリングリスト方式では、それが許されない雰囲気になってきた。「ご意見がまだの方は、〜日何時までに投稿してください」などと言われると、投稿しない者は組織の運営に積極的でないとみなされるようになってきたうふうもある。

使いようによっては便利だが、この件のばあい、あの稟議書というやつより、はるかにたちの悪いものとして機能している。

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